響ネーム:ぱんだ
投稿時:48歳
Q.響とのご縁はどのようなことがきっかけですか?
当時、就職氷河期ど真ん中に大学を卒業して、研究室に残って半分フリーターのような生活をしていた自分は、祖父母の紹介で(造園学の)研究のネタ探しの意味も込めて明治神宮の森に呼ばれました。

Q.現役時代の一番楽しかった思い出は何ですか?
毎年入ってきてくれる新しい仲間達と汗だくになって田んぼを手入れしたり、山の奥まで植樹に行って森作りをしたり、スリランカ人とカレーを作って文化交流したり、夜通しグラスを片手に仲間達と将来を語り合ったり、まさに青春そのものでした。(お陰で『オトナ』になるのがだいぶ遅れた気もします)

Q.現役時代に一番やりがいを感じた瞬間は何ですか?
会員の皆さんが、イキイキと自分達の活動を楽しんでる姿を見た時。各事業毎に成果は違いますが、学生と社会人が力を合わせて目標に向かって努力する姿を間近で見られた事は、今の自分にとっても財産になっています。

Q.NPO事業を経験していかがですか?実際にプレイヤーとして行った思い出や、いろいろなパターンのご依頼を経験して知ったことなど、過去を振り返って他にはない経験があれば教えてください。
現在、自治体に代わって公共施設を民間で運営する仕事(指定管理者業務)の部門長をしていますが、企業人として自分を含めた社員が安心して暮らせる為の利益確保は当然の事として、事業実施の主軸を地域の発展や社会の充実にセッティングする事で、とても良い結果を社として出し続けられています。これは、NPO活動を通じて得られた視点のお陰だと思っています。
民間企業であれNPOであれ、地域貢献と利益の確保の両立は本当に難しいですが、響で苦労した経験のお陰で、それら2つがお互いに支え合えるような仕事の進め方を出来るようになったと思っています。
Q.3代目の代表を経験していかがでしたか?代表職の苦労、やってよかった事、心がけた姿勢など、代表職だからこそ意識したことはありますか?
頼れる仲間に囲まれていたとも思うし、ずっと孤独だったとも思います。
当時は若さもあって自分の功績を過大評価していたと思いますが、今思えば本当に多種多様なプロフェッショナルの人達に助けられ支えられ、会の運営をしていたと思います。今でも、当時お世話になった人達とは仕事上の相談をしたり、繋がりが続いています。
年下の学生からキャリアを重ねた大先輩まで、沢山の人達との出会いの中で失敗を恐れずに新規事業に何度もチャレンジ出来た環境は、かけがえのない時間だったと思います。協力してくれたボランティアメンバーにも、挑戦を許容してくれた明治神宮の皆さんにも、本当に感謝しています。

Q.響とはどんな団体でしょうか?
近年、自分達のアイデンティティを問われるシーンが増えているように感じます。明治神宮という、先人の想いが色濃く漂う森の中をフィールドにした響の活動は、日常生活の中では触れる機会の少ない心の部分との対話にもってこいの場だと私は感じています。
皆さんが望む答えが森の中にあるかは分かりませんが、きっと何かの役に立つ経験は積めると思います。
Q.これから響を支えようと考えている若者や、中高年や企業の方々にメッセージがあればお願いします。
どんなに時代が進んだように感じても、森の木々は泰然としてそこに在り続けます。都会に広がる真心の杜(もり)の中での活動は、日々の暮らしの中で消耗した現代人の心身の癒しにも繋がり、より良い社会を築く為の活力も生み出します。響の活動は真新しいイノベーションを自分自身に起こしてくれるような革新性は無いかもしれませんが、自分自身のOSをより強固に、深みと厚みのあるものへとアップデートしてくれる優しさがあると私は思っています。