響ネーム:はなちゃん 投稿時:40代
Q.響の活動に参加したきっかけはなんですか?
最初のきっかけは学生時代に祖父から響を紹介されたことです。当時は英文学科で勉強していたこともあり、海外の文化にばかり目がいっていましたが、外国のことばかりを知っていて、自国の文化をよく知らないことに気付き、日本を深く知るために参加しました。
二度目の参加は当時の仲間からの声掛けがきっかけとなりました。学生時代に貴重な体験をさせていただいた響への恩返しをしたいと考えていたこと、そして東京には緑が必要だと考えていたところに仲間からの声掛けがあり、再び活動に参加しています。
Q.一番楽しかった思い出は何ですか?
御田植際と抜穂祭です。白装束をまとい、神聖な雰囲気の中で自然(地球)に感謝を伝えることができる体験は響ならではだと思います。自分が生きているのではなく、“生かされている”ことを実感できる行事です。近隣の小学生と一緒にその時間を過ごせることは、これまで生かされてきた自分の時間の重みと共に、未来を担う人たちにバトンを渡すような気持ちになります。
それから、アースガーデンのようなイベントで響のメンバーとワイワイと話しながらドングリ苗木の里親を募ったり、注連縄を綯ったりする時間も楽しいです。響に参加しなければ出会えない、年齢も職業も多様な人たちとのおしゃべりは発見の宝庫だと思っています。


Q.一番やりがいを感じた瞬間は何ですか?
人に想いが伝わった時にやりがいを感じます。
例えば、御田植際と抜穂祭で一緒に活動した小学生が、注連縄ワークショップにも参加し、お米と文化の循環を理解してくれたときや、ブース出展時にドングリ苗木の説明を聞いた来場者が里親制度に参加してくださったときです。「東京を緑でいっぱいにしよう」という想いが波紋のように広がっていく感覚があります。

Q.はじめて参加する前と実際に経験した後の違いはありますか?
受け身での活動ではなく、自ら学びを重ねて活動していく必要がある点です。
毎年、同じ作業の繰り返しのように見える米作りやドングリ苗のお世話ですが、実は底なしといえるほどの奥深さがあります。米作りと共にある日本の文化(習慣や考え方、季節の移ろいや食など)を知れば知るほど、知らないことが増えるので、知識を深めながら実際に身体を動かしていく必要があります。
Q.NPO事業を経験していかがですか?実際にプレイヤーとして行った思い出や、いろいろなパターンのご依頼を経験して知ったことなど、過去を振り返って他にはない経験があれば教えてください。
国際野外教育学会(International Outdoor Education Research Conference)にて、代々木の杜と響の活動について英語で紹介する機会がありました。若者メンバーと一緒に代々木の杜の成り立ちや響の活動を振り返り、英語の原稿を書いてスピーチ練習をするなど、準備は大変でしたが、充実感を味わえました。焼け野原から人の手で育まれてきた代々木の杜について海外の方々に伝えることで、人口密度の高い大都市でも、原生林のような杜を生み出せる希望を託せたと思います。


Q.「代々木の杜カレッジ」の運営に参加していかがですか?若者をサポートするポイントや難しさ、意識したことなどありますか?
若者メンバーの話を聞くことに集中し、寄り添えるように心がけています。(ふだん若者に接する機会がほとんどないため、若い人たちとの接点ができることは、私にとって嬉しい特典です。)「代々木の杜カレッジ」は若者が主役のプロジェクトなので、彼ら自身が考え、試行錯誤することで学びを体得することが大事だと思っています。
Q.これから響を支えようと考えている中高年の方々にメッセージやアドバイスがあればお願いします。
次の世代を生きる未来の人たちに、豊かな日本の自然や文化のバトンを渡す任務を担うのが、中高年メンバーです。若者が活動しやすいような雰囲気づくりやサポートをすることがカギだと思います。おおらかに構えて、皆で一緒に楽しむ姿勢で参加してくださるとありがたいです。