たんぼの活動
自然から感謝の気持ちを教わる
食と自然に対する感謝の気持ちを、日本の主食である身近なお米作りから学びませんか。きっと、忘れかけていた日本の心をたんぼが教えてくれるはずです。
主な活動内容
デリケートな稲を手作業・無農薬で作り、良い米を収穫します。人間が一番関われるのは、田植えの前までにおこなう、土壌や苗の準備です。
田植えのあとは、自然の力で育つお米。昔の人たちは、人間が関われない部分は、無事に収穫できるようにお祭りをして祈りを捧げました。様々な工夫をした米にまつわる伝統行事が日本にはあります。そして、収穫したお米の種は、私たちが食べるだけでなく、次の年の米作りに使います。
土・水・空気・太陽、沢山の自然と、明治神宮の森の恵みをいただき、四季折々の気候に私たちが合わせ、米作りに伴う八十八の苦労から、日本の米作りの心を学び、継承しています。
春
土壌を作り地力をつけること、いい苗を育てること。それが、米作りの基本です。わたしたちは週末農家だからこそ、効率の良い作業を行うため、基礎的な米作りの仕組みを学びます。
- 天地返し
- 畦畔づくり
- 代掻き(しろかき)
- 稲の播種
- 田植え・雑草取り
夏
苗が植われば、あとは自然の恵みを得てすくすく育つ苗を見守ります。私たちは稲の成長のちょっとしたお手伝いをします。栄養を吸収する雑草や害虫の対策、渇水や台風など自然災害の対策をします。
また、稲の力になれないときは、昔の人は祈りを捧げてきました。風祭・虫送り・雨乞いなど、季節にまつわるお祭りを行います。
- 水管理
- 害虫対策
- 雑草取り
- 台風対策
秋
稲刈りをした後、お米と藁を分けて、それぞれの作業をします。お米は収穫感謝のお祭りに備えるため脱穀精米します。藁は、注連縄作りや、堆肥に活用します。
- 稲刈り
- 脱穀・精米
- 奉納
- 土作り
冬
次の年の米作りに備えます。
- 注連縄作り
- 天地返し